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生産セッションコーディネータインタビューその1|マツダのすごいところとは?

2016ものづくり総合大会の生産セッションコーディネータ 日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタントの石田秀夫氏にお話を伺いました。(以下敬称略)

マツダのすごいところとは?

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生産セッションを担当した石田さんにインタビューします。
講演の印象をお聞かせください。

石田
マツダは私がいうことでもないですが、業界で今すごくベンチマークされている会社だと思います。

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そうですね。

石田
以前、ものづくり総合大会でトヨタの方がベンチマークしているといっていました。

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注目はデザイン性ですか。

石田
それもありますし、スカイアクティブというところから始まったエンジン技術もそうでしょう。
プラットフォーム戦略が優れているのです。

例えば、エンジンでいくと、加工ラインがありますよね。
そこでディーゼルなど様々なエンジンを作っているのですが、ラインは1つなのです。
組み立てもそうです。

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ディーゼルもガソリンもですか。

石田
全部一緒です。
常識では考えられないですが、それが可能になるように設計しているのです。
解析も形作りも同様です。
性能面では燃費を40%上げるなどしていますが、作り方も常識をひっくり返した感じです。

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デザインを生かすため、生産技術が歩み寄ったのでしょうか。

石田
今回は塗装技術なのでボディの話になりますが、やはり理想はデザインが良く、生産性が高く、環境性能も良いということになります。
でも、どこの会社も全てを理想に達することはできなくて、どこかを結局諦めて、妥協をしています。
だけど、今回の話でいくと、マツダは高次元で歩み寄りながら、全てをやりきったということになります。
多分、凄いチャレンジをしたのでしょう。

塗装は、難しい技術です。
技術的な勝算が最初からあったかどうかは分かりませんが、それにチャレンジしたのはすごいですね。

例えばこんな話があります。
意匠性を目指しながら環境性能を高めるのは難しいし、経済性を目指しながら環境性能を高めるのも困難です。
だから、マツダは本当に相反することを工夫で乗り切ったわけです。
そのスタンスが素晴らしいと思います。
それをチャレンジさせる上司がいたこともすごいですね。

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冒険を恐れないという感じでしょうか。

石田
ロータリーエンジンを作った会社ですから、そのこと自体がすごいですよ。

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そうですよね、スカイアクティブにしてもエンジン性能を極めています。

石田
本当にすごい会社です。
もちろん大きな会社なのですが、自動車業界では中堅に当たります。
その立場でそういうことをやっていることに驚きを感じます。

マツダはフォードがいなくなってから、目標を高く持つ傾向が強くなってきました。
今のアクアテックもそうです。
難しいことにチャレンジする、目標を高く持ってやりきろうとする高いコンセプトがあります。
技術のことだから、やはり様々なメカニズムを解明しながら、解決しています。
単なる無謀な挑戦ではなく、綿密に考えてやりきってきたことが成功に通じているのではないでしょうか。

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