安川電機インタビューその7|学びに必要なこととは?
2015ものづくり総合大会の参加者 安川電機 モーションコントロール事業部 モーションコントロール工場 生産技術部 生産技術企画課 課長 近藤純氏にお話を伺いました。日本能率協会の成富一仁がインタビューします。(以下敬称略)
学びに必要なこととは?
成富
2016ものづくり総合大会への参加者に向けてメッセージはありますでしょうか。
近藤
1番好ましくないのは、何となく来て、テキストもらっていきますという人でしょう。
参加するセッションでお聞きしたい内容を考えながら参加しなければ、恐らく何も得られないと思います。
肝心な部分はパンフレットには載せないでしょう。
講演の途中でポロっと出てくることもあります。
そういう部分は積極的な姿勢で聞いていなければ、分からないと思います。
成富
そうですよね。
近藤
参加者自身が何を聞きたいかを明確に持っておかないといけません。
そうじゃなければ、ただ時間が過ぎていくだけです。
加えて、情報を1人で抱え込まないようにすることです。
関係者にレビューして、「この講演はこうでした」と広めていくことも忘れてはなりません。
そうすると、面白そうだから実践してみようとなるかもしれないのです。
また、ものづくり総合大会での講演を聞いていると、自分の刺激にもなります。
みなさん同じ悩みを抱えているなと共感できますし、もっと頑張ろうという励みにもなります。
多分、国内で開かれている講演会でここまで大きいものは他にないしょう。
私は以前、九州にいましたから、関東が情報の発信源になり、九州まで広まってくるのにタイムラグがありました。
だからこそ、ものづくり総合大会でトレンドをつかむこともできます。
早く情報をキャッチできるわけですから。
講演者も隅から隅まで話してくれるわけではありませんが、その中から1つでも2つでもとりあえずやってみようと思えることを見つけ、もっと頑張らないといけないと思えたらいいのではないでしょうか。
成富
ありがとうございました。
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