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生産セッションコーディネータインタビューその3|「全工程を知っている人」の強さとは?

2015ものづくり総合大会の生産セッションコーディネータ 日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタントの石田秀夫氏にお話を伺いました。日本能率協会の成富一仁がインタビューします。(以下敬称略)

「全工程を知っている人」の強さとは?

石田秀夫氏

成富
日産自動車さんの講演は、いかがでしたか。

石田
日産自動車の講演は、海外の会社から見ると、信じられないようなことをやっていると思います。

海外は、基本的に分業制ですので、開発の人がいて、設計の人がいて、生産技術の人がいて、製造の人がいる、という感じなのです。

そういう、開発、設計、生産準備、生産技術を一人の人が一気通貫で担当することは、海外ではまず考えられないですね。
製品のコストや品質は、エンジニアリングの上流である開発、設計の段階で8割9割が決まると思うのです。

そこで当然スペックも満たしつつ、生産しやすい形状にするとか、構造にするということが大事になります。

それは、全部のプロセスを知っている人じゃないと、やっぱりできないと思います。
分業だと、なかなかやりにくいのでそこを一人でやっているというのは、凄いと思います。

一方で、開発や設計のスキルも持ってなきゃいけないし、生産技術のスキルも持ってなきゃいけないので、求められるスキルの多様性、幅が凄く広いのです。

なかなか、そういう人になるのは、難しいことだと思います。
ですけど、日産自動車さんはそこを乗り切っています。

これは雇用期間が、長い日本だからできる面もあると思います。
逆に言うと、雇用期間の長さが強みなので、それを活かしているということが聴きどころだったと思います。

また、ベンチマークのやり方も日産自動車さんの凄い点だと思います。

既成品は、競争の世界なので、他社をベンチマークします。

日産自動車さんの講演でのポイントは「他社に追いつく」というよりも、「更に上を行く」ような設計の仕方、もしくは製造の仕方を目指しているという事をお話されていました。

ベンチマークは、一般的に「追いつく」ためにやるケースが少なくないのですが、「更に上に行く」というふうに活用しないと、ダントツ競争力を得るための活動にならない、そのような活動の目的がポイントだと思います。

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