横浜ゴムインタビューその3
2014 ものづくり総合大会(2014年2月19日~21日)にあたり行った、開催前インタビューです。
技術があるところをマザー工場にするプロセスは?
加々美
例えば、「マザー工場」をテーマにあげたとしても国内マザー工場ありきで考えているメーカーさんは、少なくなってきているはずですよね。
どこにおいたっていいじゃないですか!マザー工場っていうのは。
弊社も卓越した技術がそこにあるなら、そこをマザー工場にしましょう、と考えます。
そうするとマザー工場がたくさんできるけれど、「ここはひとつの技術に関するマザーです」ということでよいと思います。
日本は総合力としては進んでいますので、全体感として捉えたマザー工場になり得ますが、部分的にもっと進んでいる工場は他国にもあるんです。
そこは、その技術のマザー工場にすればいい。
そこからは、言語の共通した国の拠点同士を結ぶ考え方をしています。技術提携し、拠点同士で共有させる。技術者たちも往き来をする。
共通言語を英語だけに頼らない方向性もあると思っています。
フィリピンは英語圏ですから、アメリカの工場と連携し、タイはタイ国内で複数の工場が連携しています。自国の言葉や共通言語で連携できる拠点を連携させています。
安部
それぞれの技術にマザー工場が存在しているわけですね。
加々美
存在していますね。
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2015ものづくり総合大会
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