新誠一氏インタビューその8
2014 ものづくり総合大会(2014年2月19日~21日)にあたり行った、開催前インタビューです。
現実に裏打ちされたブランドイメージとは?
安部
例えばその信頼性は、イメージからきているのでしょうか?
品質は間違いなくいいのでしょうが、日本製だというイメージが大きいのですか?
新
イメージも大きいけど、それはちゃんと現実に裏打ちされてないと困りますよね。
例えば原子力発電は、イメージで売っていたことになります。
例えば、TPPで農業が大きな話題になっていますけど、世界で一番美味しいもの食べているのは、日本人だと思いますよ。
ミシュランの星の数が一番多いのが東京ですしね。NYでもパリでもない、東京なんです。
そのレストランを支えているのが、日本の野菜や農産物ですよ。
これは、確かに高いかもしれないけど、きっと世界でも売れますよ。
専業でちゃんと21世紀を見据えて、とても甘くて糖度の高いトマトを作ってるとか、無農薬で栽培してるとか、そういうところは世界に売れるでしょう。
そういうことを考えたうえで、日本に工場を作らなきゃ。
またGOOD FACTORY賞の事例で言えば、トヨタさんに密着したものづくりをしている小島プレス工業さん。あのものづくりは日本でなきゃできない。
東芝さんの四日市工場も、質の高い大規模生産システムに加えて使用する水の品質の高さとかも考慮しなきゃいけない。
安部
なるほど、インフラも含め色々と安定していますからね。
新
そう。それを四日市でやる、ということで投資されている。
国内・地域でつくるということを見極め、分かったうえで、おやりになってらっしゃる。
関連する講演は・・・
2015ものづくり総合大会
生産分野Aセッション 「GOOD FACTORY賞“日本の優秀工場”に学ぶ」
2月19日(木)10:00~16:30
東芝
小島プレス工業
島根富士通
2月19日(木)10:00~16:30
資生堂
味の素
日本ヒューレット・パッカード
2月20日(金)10:00~16:30
MEマネジメントサービス
キユーピー
NEC